ディレクターゴニルのエキシビションが代官山蔦屋書店にて開催!

5月22()63()、代官山蔦屋書店にてゴニルのエキシビションの開催が決定しました!524() には、エキシビションの開催を記念したGEONIL TALK EVENTもございます。TALK EVENTのチケットは、本日12日(金)正午より受付開始となりますので下記ご確認いただきますようお願いいたします。

⇒エキシビション及びTALK EVENTの詳細はこちら


*本展はアート集団「ハイパーフィクション」とアーティスト「ゴニル」のコラボレーション作品です。
*「ハイパーフィクション」はゴニルが代表であるアート集団の名称です。

<ゴニルコメント>

コロナ禍も徐々に落ち着き本来の日常を取り戻しつつある中、表現者としてなにか声に出さなければならない時期がきていると感じていました。その中で幼少期、また海外で学んだアートでの表現で想いを伝えたいと考え、この度エキシビションを開催する運びになりました。

このエキシビションの主役は、誰もが知る”フック船長”です。

フック船長の手はその名の通り、手がフックになっています。その手は残忍さや無意識をあらわすと同時に、不確実性を意味します。

絵を描く行為は、手によるミスや歪みが発生しますが、この過程で人間は描くという経験をすることになり、その中で潜在していた記憶に直面したり、想像的な結果を生み出すこともあります。

ハイパーフィクションでの作業中に最も重要だと思ったのは会話や絵を書く過程の中でおこる誤解や歪みのようなものでしたが、無意識とつながっていながらとても扱いにくい。扱いにくいという問題がフックの手で絵を描くということと繋がり腑におち、自然にフック船長を思い浮かべるようになりました。

フック船長の手は私たちが集中している「描く」という行為の象徴であると同時に、AIを学習させたり活用したのちに確認する結果で欠けている部分をあらわすこともあります。

本エキシビションでは、ハイパーフィクションが考える現代と多様性を表現しています。

 

Fictions

AIのマシーンラーニングとはデータを入力して、それをベースにアルゴリズムが加重値を付与、それらの修正を繰り返して結果を改善することをいいます。AIはデータを利用してみずからが学習し、データのパターンを認識、それをもとに新しいデータに対する予測を行う過程を経ます。

作家が絵を描く過程が、キャンバスの変化を観察しながら一種の対話を続けることで、この過程の中で予測しにくいデータである「天気」、「絵の具の質感」、「記憶」、「無意識」などが関与して最終的に作品を完成させる行為であると仮定すれば、AIマシーンラーニングと人間が絵を描くことは、その過程で多くの共通点があると考えます。

「ハイパーフィクション」は、私たちのようにエゴが強くて特殊な人生を歩んできた者たちが「ちゃんとした」美術作品をつくったとしたら、本当に面白い作品がでるのではないか?という好奇心から始まった集団です。

ゴニルとハイパーフィクションは限られた時間の中でお互いのポテンシャルを引き出すために様々な試みを行いました。

その結果、

A.作家がキャンバスと会話をする行為
B.ユーザーがChatGPTのようなAIを活用する行為
C.わたしとハイパーフィクションの緊密な対話で、無意識と創造性を引き出す行為

上記の3つの行為を同一線上に置き、2023年の今、"ゴニルの作業でどんな対話ができるのか?"について考え始めました。

Fictions(フィクションたち)」は、AIが学習する過程についての物語です。

私たちはできるだけアナログ的な手法で、作家の無意識、記憶、好みに対するデータを集め、各作家ごとの独特で個人的な経験を自分たちの手で具現化してみました。

作家は頭の中の記憶を絵で表現したり、思考を行為に移す過程で新しい経験(experience)をするが、その経験のほとんどは最初表現しようとした対象とは直接関係がなかったり、第三者目線だと別の意味で解釈されるのがほとんどです。

我らは、経験(experience)で生み出された新しい解釈と繋がっている、作家の別の記憶や無意識に接近、再びイメージを作り出すプロセスを繰り返しました。

その結果、作業が進むほど作品のテーマは自然に変化し、わたし自身での経験による直接的な記録ではないものの、自然にわたしの人生を貫通する物語を可視化することができました。

-GEONIL-

Fictions」は、AIが学習する過程に対するアナログシミレーションです。ハイパーフィクションは、代官山蔦屋書店での展示を皮切りに、継続的にエキシビションを開催する予定です。

 

  • エキシビション紹介ページ

https://store.tsite.jp/daikanyama/event/art/33544-1228010511.html

  • 代官山蔦屋書店

・場所:〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町17-5

https://store.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/tsutaya-books/

・期間:2023522()63() 9:00〜22:00
※開催日時は代官山蔦屋書店の規定に沿い、変更、中止になる可能性があります

 

  • GEONIL TALK EVENT

当日はチケットご購入者様のみの入場となっております。

【日時】

2023年524()
夕方の部 17:00 - 18:00 / 16:30から入場可能
夜の部 19:00 - 20:00 / 18:30から入場可能

【入場チケット購入について】

2023年5月12日(金) 12:00より、以下のURLより申込可能となります。

https://store.tsite.jp/daikanyama/event/art/33545-1243160511.html

オフラインチケットは 6,600(税込み)、オンラインチケットは2,200(税込み)です。

※オフラインチケットご購入者様には会場でエキシビション特別アイテムを差し上げます。
※オフラインチケットは各回50枚、無くなり次第終了となります。
※エキシビションまたPOP UP STOREは代官山蔦屋書店の営業中、チケットなしで来場、お買い物を楽しんでいただけます。

【注意事項】
※警察・会場に苦情が寄せられた場合、トークイベントを中止させて頂く場合がございます。予めご了承ください。
※写真撮影は禁止、万が一ルールが守られない場合はトークイベントを終了する可能性がありますことご了承ください。